福祉の新人管理職が最初に読む本「育てる技術」

オススメ書籍等

4月は人事異動の季節です。
新たに部下を指導する立場になられた人も多いのではないでしょうか。

初めて部下ができて、いったい何をどうしたら良いのだろう?

そんな人に、いつも私がオススメするのが、
「育てる技術」という本を読むことです。

この本の中には、
人を育てる立場の人が(立場になった人が)、
重大なことに気づくきっかけが散りばめられています。

しかも、150ページ程度の量なので、
忙しい福祉人でも気軽に読めます。

今日のブログでは、その概要(ほんの一部)をお伝えします。
この記事が、福祉管理職の方々が「育てる技術」
という本を手に取るきっかけとなり、
管理職としての仕事の礎になれば嬉しいです。

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 ジョン・ウッデンさんとは?

ジョン・ウッデンさんは、アメリカの高校と大学で
バスケットボールの名コーチとして名を馳せた人です。
(1910年10月14日生まれ、2010年6月4日没)

アメリカの大学バスケットボール史上最高のコーチとも言われ、
1960年代から70年代にかけて、自身がコーチを務めるチームを
10回にわたり全米チャンピオンに輝かせました。

しかし、ジョン・ウッデンさんが偉大なのは、
バスケットボールのプレーの指導だけではなく、
多くの人の人生全般に素晴らしい影響を与えたことなのです。
詳細→ ウィキペディア

 ジョンウッデンが目指したこと

ジョンウッデンさんは、常に
「自分がなれる最高の状態になるために最善を尽くすこと」
を目指し、そうすることを教え続けました。

誰かと比べるのではなく、
自分がなれる最高の状態になるために、自分が努力することが
何よりも重要だと考えていたのです。

そして、ジョンウッデンさんは、「成功」の定義も、

成功とは、
自分がなれるベストな状態になるために、
最善を尽くしたと自覚し、
満足することによって得られる心の平和のことである。

(本文より)

と、言っています。

つまり、ジョンウッデンさんは、一貫して
「結果」ではなく「プロセス」を大切にし、
「他人と比べる」のではなく「自身の最善」を重視したのです。

昨今、世間ではとかく「結果重視」「結果主義」が
流行な様相がありますが、
人を相手にすることが多い福祉の現場では、
ジョンウッデンさんが目指したような、
プロセスを重視した人事評価等が向いているのでは?
と私個人は思っています。

 ジョンウッデンさんが実践したこと

指導者の最も基本的な条件は、
自分の指導下にある人たちの尊敬を得ることである。
それには、みずからがまず彼らに敬意を示すことだ。

(本文より)

「指導する」「教える」という効果を最大限に発揮するためには、
その対象の人から、少なからず尊敬を得ることが必要です。

私自身にも覚えがありますが、
上司がいくら私に色々教えようとしても、
私がその上司のことを嫌いだと、私は決して聞く耳を持ちませんでした。

では、指導者が指導下にある人から尊敬を得るためにはどうしたら良いのか?

まず最初に自分が指導下にある人たちに敬意を示すことなのです。

また本文の中では、
たとえ相手のことを好いていなくても、
相手に敬意を抱くことは可能である。

と書かれています。
「好き」と「敬意を示す」は違うのですね。

強さではなく優しさで、
恐怖ではなく誇りで、
人を動かしなさい。

(本文より)

恐怖は人を動かします。
銃やナイフを向ければ、人は従わざるをえないのです。
しかし、それは一時的なことで、
それだけで従っていた人は、
銃やナイフが無くなれば決して動きません。

優しさや誇りも人を動かします。
優しさに接したり、誇りや自信が持てると
人は長期的に動き続けるのです。

ジョンウッデンさんは、
指導下にある人に、優しさと誇りを与え続けました。
誇りを持てた人は、「よし、やってみよう!」
という気持ちにもなりやすく、挑戦も続けるのでしょう。

 まとめ

上記はあくまで本文の中の一部です。
その中でも核となるのが、

・自分のなれるベストな状態になるために最善を尽くすこと。

ジョンウッデンさんは、
これを指導下にある人にも課していますし、
もちろん自分自身にも課しています。

そして、

・まず最初に自分が指導下にある人たちに敬意を示すこと

管理職になりたての人が陥りやすいのが、
部下になめられてはいけないとの思いから、
意識的か無意識的かに関わらず、えらぶった態度をとってしまうこと。
そうではなく、まず相手に敬意を示すことから始めてみてはいかかですか?

これらは、管理職の端くれである私の原点であり、
この本は、事あるごとに読み返す私のバイブルとなっています。
この記事ではその内容の一部しかお届けできていませんので、
ぜひ、全文を読まれることをオススメします。

この本、読んでみませんか?新人管理職福祉人のみなさん。
→ このブログを書いている管理人の詳細ページ

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