2023年も残すところ数時間となりました。
ブログを毎日更新していた頃は、
大晦日に「今年の3冊」ということで、
その年に私が読んだ本の中から、
特に印象に残っている3冊の本を紹介していました。
(発売年は関係なく、あくまで私がその年に読んだ本の中から選びます。)
今年(2023年)は、1冊だけ気になった本がありました。
その前に昨年の1冊
過去の「今年の3冊」は、文末にリンクを貼らせてもらいますが、
昨年(2022年)は「今年の○冊」ブログを書いていません。
ブログ更新連続3000日を達成したことと、
コロナが流行したことで、ブログの更新を毎日更新から
随時更新にしたため書いていなかったみたいです。
しかし、昨年の1冊として、どうしても紹介したい本がありますので、
1年遅れですが紹介させてください。
その本は、横山北斗さんの「15歳からの社会保障」です。
もうこの本を読んでから1年以上も経つのですね。
この本は、日常生活でピンチに見舞われた10人の物語を通じて、
様々な社会保障制度が学べます。
正直、障害福祉サービスの専門である相談支援専門員として仕事をしている私でも、
知らない制度がありました。
社会保障制度の多くは、自分から申請しないと利用できません。
そのことを著者は、この本を通して問題提起しているのです。
物語としても、「これからどうなるの???」と、
ハラハラ・ドキドキ面白いですよ。
まだお読みでない方は、ぜひぜひぜひお読みください。
ちなみに私は横山さんと知り合いということもあり、
発売当日(2022年11月16日)に読んでいましたね。
そして今年の1冊
さて、ようやく今年の1冊です。
今年の1冊は小説です。
その小説は、瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」です。
この小説の主人公は、
PMS(月経前症候群)で感情を抑えられなくなってしまう女性と、
パニック障害になり生きがいも気力も失ってしまった男性。
私は仕事柄、様々な生きづらさを抱えた人たちと接することも多いのですが、
まさに、主人公の二人の生きづらさにも、すっかり感情移入してしまいました。
なるほど、こんな生きづらさがあるのか・・・
と思いながらどんどん読み進めてしまいましたね。
そして読み終わった時には、「あ~、この二人の今後が気になる~」
と、続編も期待してしまいました。(瀬尾さん、ぜい続編を!)
来年の2月には、松村北斗さんと、上白石萌音さんのW主演で、
映画も公開されるそうなので、そちらも楽しみです。
私にとって2023年とは?
今年の1冊に選んだ本のタイトルは、「夜明けのすべて」
その本の帯には、
「知ってる? 夜明けの直前が一番暗いって」
と書かれています。
実は私にとって2023年は、
暗かったという意味では無いのですが、
夜明け前のような年であったような気がします。
というのも2024年1月から、行政の委託を受けて
新たな業務(基幹相談支援センター)を
始めることになったので、
そのために色々な準備の1年でした。
ということで、来年は新たな夜明け。
夜明け前は、
不安でもあり、ワクワクするようでもあり、やっぱり不安でもありますね。
みなさん、今年は大変お世話になりました。
夜明け後の来年も、どうぞ、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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