福祉人は、他者の何を知れば効果的なのか?

チームづくり

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前回のブログでは、福祉人に他者理解は必要か?アセスメントとの関係
というテーマで書きました。

では、他者の何に注目して知ろうとすれば、
他者理解に繋がりやすいのでしょうか?

基本的には、自己覚知と共通することも多いのですが、
それらを含めて見ていきたいと思います。

まずは、特性、価値観・感情、状況、立場

これらについては、自己覚知のブログで詳しく説明しています。

自分も他者も、同じように「人」ですから重なる部分があるのです。

自己覚知のブログをまだ読んでいない方は、ぜひ確認してみてください。
その部分だけ抜粋してリンクを貼っておきますね。
→ https://syafukrousi.com/jikokakuti-what/#toc2

好き

好きなことは、その人を雄弁にすることがあります。

日頃あまり口数の多くない人が、
好きなことについてだと、話が止まらないとうことは、
本当によくあります。

趣味、好きな芸能人、好きなアーティスト、好きなスポーツチーム・好きな選手、
好きなマンガ、好きなお相撲さん、好きな食べ物、好きな飲み物、好きなゲーム、
好きなテレビ番組、好きなYou Tubeチャンネル・・・

もちろん決めつけは良くありませんが、
ご高齢の人は、野球や相撲、

若い人には、ゲームやYou Tubeチャンネル、

女性は韓流ドラマ等について聞くと、

目を輝かせて話をしてくれることが多いですかね。

本当によく話をしてくれるので、
話が派生して、そこから更に、その人のことが聞けて、
その人を知れることもよくあります。

嫌い・やりたくないこと

「好きなことありますか?」
「やりたいことありますか?」

と、尋ねると、なかなか出てこない人が、

「嫌いなことありますか?」
「やりたくないことありますか?

と、尋ねてみると、どんどん出てくることもあります。

少しニュアンスはずれますが、

「アイツだけは許せない」
「アイツとだけは一緒にやりたくない」

とか、力強く感情を伴いながら話す人、結構いますよね。

人には元来、どうやらマイナス(欠けていること)に目が行く性質があるようです。
視力検査の「C」みたいなのを見ても、
どこが欠けている(穴が開いている)かに注目しますよね。

つまり、嫌なこと、やりたくないこと等のマイナスなことの方が、
ハッキリすることがあるのです。

また、食べ物1つとっても、「食べたいものは何?」
って言われると、私はその日、その時で、カレー、ラーメン、餃子、肉・・・
(子どもか!)と、変わりますが、

「食べたくないものは何?」
つて聞かれると、私は基本的にいつも変わらず、かぼちゃ
と、なります。

嫌いなこと、やりたくないこと等のマイナスなことは、
終始一貫していることが多く、
実はその人を知るのに適しているのだと思います。

良いとこ探しも良いけど、共通探しも良いですよ

みなさんも今までに1度や2度じゃなく

「人の良いところを見ましょう。良いところを探しましょう」

と、言われたことがあると思いますが、

これは、上記のように、
人が特性として、マイナスな部分に目が行きやすいことの
裏返しといて言われて続けているのだと思います。

普通にしていると、人の悪いところばかりに目が行き、探してしまうので、
あえて、「良いところを見ましょう! 良いところを探しましょう!」

と、スローガンのように言われているではないでしょうか。

しかし、私がそのスローガンの変わりに提案するのが、

「共通を探し、確認し、違いは楽しみましょう!」

共通って探せばいくらでもあるのですよ。

もちろん、今まで上記してきたような、
特性や価値観や、感情、状況、立場、
趣味や好きなこと、嫌いなこと、嫌いな人、
が共通だと親近感が増すものです。

出身地や出身学校もそうですね。学閥や、○○県人会とかよくありますし、
血液型も日本人は、「私も同じA型」なんて話題にします。

血液型なんて大きく分ければ4つですから、
まあまあの確率で一致するのですけどね。

でも私はそれで良いのだと思います。

あえて共通を探すことに意味があると思っているかです。

超極端に言えば、「私もあなたと同じ地球人」で良いのです。

もしこのブログを地球人じゃない人が読んでいたら、
「私たち同じ銀河系出身だね」とかでも良いのです。

強引でも共通探しをした上で、違うところは、それも認めて楽しめば良いと思いませんか?

「私は埼玉県出身なんだけど、あなたは群馬県なんだ。」
「群馬県って、やっぱりかかあ天下なの?」(かかあ天下と空っ風より)
なんて質問したりして。

他者理解を、こうやって進めてみるのはどうですかね?

まとめ

他者の何を知れば効果的なのか?

・特性、価値観・感情、状況、立場
・好き、やりたいこと
・嫌いなこと、やりたくないこと
・共通なこと

それと私は利用者さんや、スタッフと面談する時に、

「今、自分なりで良いので、頑張っていることがあれば教えてください」

と、お聞ききすることが多いです。

これは、私から見て、○○さん、○○を本当によく頑張っているな~
と、気づいてあげられていれば良いのですが、

残念ながら、気づけていないことがあるのです。
もしかしたら、気づけてあげられていないことの方が多いかもしれません。
(スイマセン)

そんな時に、その内容をお聞きすると、
しっかり認識できることもありますし、
それ以降、そこに注目することもできますからね。

みなさんもぜひ試してみてください。

→ このブログを書いている人はどんな人

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