福祉人にマーケティングは必要か?

マーケティング

 福祉人のみなさんこんにちは~

 福祉とマーケティングって縁遠いって思いませんか?
 実は私も長い間、そう思ってきました。

 マーケティングって、商品がどうしたら売れるか考えて、
 それを売りつけるようなことでしょ?

 だったら福祉には関係ないよ!
 福祉は何かを売りつける仕事じゃないし、
 第一に、良いことをやっていれば、
 周りはみんな理解してくれるんだから・・・

 しかし、それは本当にそうでしょうか?

知られていなければ、無いのと同じ!?

 福祉を仕事にしている人なら、
 多かれ少なかれ、肌身で感じていると思いますが、
 福祉の職場は、空前の人手不足です。

 私が福祉の仕事を始めた1997年当時は、
 「福祉の就職フェアー」などがあると、
 会場には人が溢れていました。


 信じられないと思いますが、
 希望する事業所の説明を聞くだけで、
 1時間以上待ったこともありました。

 面接試験ではなく、
 単に説明を聞くだけで1時間待ちですよ。

 それが今では、求人を出しても、全く応募なし。
 問い合わせすら無いことがほとんどです。
 うちの事業所が出した求人票って、本当に出てる?
 もしかして、手違いで、どこかに埋もれちゃってない?
 そんなふうに何度疑ったことか(笑)

 しかし、それ、実はその通りなのです。

 求人票は出ていないのです!

 もちろん、物理的には求人票は出ています。
 しかし、本当の意味では出ていないのです。

 それが、私がマーケティングという言葉を
 知ったきっかけでもある、

 「知られていなければ、無いのと同じ」

 そうです。私たちの求人票は、出てはいるけど、
 知られていなかったり、
 埋もれていたりしている可能性があるのです。

 つまり、無いのと同じ(出ていないのと同じ)です。

 また、最近はスタッフの求人だけに限らず、
 利用者さんを集めるのにも苦労している事業所が多くなってきています。

 これにも同じことが言える可能性があります。 

せっかくの良いところを知ってもらおう!

 そこで私が考えたのが、

「せっかくの良いところを、もっと周りに知ってもらおう!」

  ということでした。

 とはいえ、やり方が分からない私は、闇雲に、Twitterやブログで発信することから始めました。

  • 福祉の仕事(事業所)の良いところ
  • 福祉の仕事のやりがい
  • 職場のチームワークの高め方
  • リーダーの役割 etc

 そんな時、私はほんの少し気づいたのです。

 情報を発信するということは、良いところを発見したり、再確認することだ。
 自分たちが、自分たちの良いところを認識できていないのに、周囲に伝えられるわけがない。
 そして、それらの情報の提供の仕方、見せ方で周囲の反応が変わるということに。

これってもしかしてマーケティング?

 そうなのです。良いところを探して、引き出し、
 それらの見せ方等を工夫することは、
 ほんのほんのほんの少しですが、
 マーケティングの一端だったのです。

 マーケティングとは、とあるサイトによると、
 「売れる仕組みを作ること」と書かれていました。

 売りつける のではなく、売れる仕組みを作ることなのです。

 これを求人募集や利用者募集に当てはめると、

 人を無理やり集める のではなく、
 人が勝手に集まる 仕組みを作ることになると思います。

 集める から 集まるに変わる。
 これっって理想的だと思いませんか?

 そんな動機で私はマーケティングの勉強を始めたのでした。

 「勉強を始めた」 と書きましたが、
 実は本当に始めたばかりです。

 そんなに専門的な勉強はできませんが、
 これから本を読んだり、あちこちで見つけたりした情報を
 このブログに書いて紹介していこうと思います。

 ぜひみなさんも一緒に勉強して、
 福祉人の魅力を周囲に知ってもらいましょうよ。

 今、マーケティングは、一般企業や販売会社等が用いる
 福祉業界とは縁遠いものではなく、

 福祉人や福祉業界にこそ、必要なものだと思います。

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